脳筋ボドゲ沼+α

ボドゲの紹介やそれをプレーした子どもたちの成長を微笑ましく眺めるブログです

【紹介】ニムト  「せーの」とカードを出すだけで実は参加できる優良ゲーム

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嫁の誕生日にボドゲを送る中年miTTyです。

さぁ、おまえも沼に浸かるのだ!!

今日は牛を押し付け合うちょっと不思議なゲームの紹介。

 

 

基本情報

タイトル:ニムト

原題:6 nimmt!(ゼクス ニムト:ドイツ語で「6枚目を取れ!」かな?)

メーカー: AMIGO (アミーゴ, ドイツ)

作者: Wolfgang Kramer (ヴォルフガング・クラマー)

発売年: 1994年

国内版発売元: メビウスゲームズ

国内発売年: 2006?/2011??(確認中

手番:同時

プレー人数:2~10人用

対象年齢:8才~大人

カードサイズ:87mm×56mm

 

お値段

大体¥1300くらい。

 

どんなの?

外装

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小さめの箱に入ってます。パワーあふれてる感が好き。

 

中身はこんな感じ。

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説明書とゲーム本体。

ゲーム本体は1~104までの数値の書いたカード。

「5」とか「0」のカードやぞろ目のカードは

色がちょっと違って派手でカード上下にいる牛の数が違う(重要)。 

 

遊び方

1.カードを10枚配る

2.場に表向きにカードを4枚配置する(余りは使わない)

3.手札から1枚出す

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4.「せーの」で出したカードをオープン

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5.配置されたカードより大きい場合、その横にカードを配置する

  配置されたカードより小さい場合、どこかの列を得点として引き取り、配置する

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6.3~5を繰り返し、配置カード数が6枚目になった場合

  6枚目を出したプレーヤは5枚目までのカードを得点として引き取る

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  (この場合は63を出した左の人が引き取り)

 

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7.手札がなくなるまで3~6を繰り返し

  引き取り札の牛の数(カードの数値ではない)が一番少なかった人が勝利

  

イメージ湧きにくい人は

放課後さいころ倶楽部3巻19話」でも扱われてます。

 

買った理由

サイコロ倶楽部で興味を持ったワイ、購入を決意。

 

 育ボ(育児用ボードゲーム)として

「数字読めないとできないね」とお思いになろうお方、ちょっとお待ちを。

「カード一枚だして、せーので裏返す」を10回できれば参加できるのです。

そして、両親がゲームをしているところに

子どもを混ぜることで場が乱れゲームが面白くなる、というなかなか稀有なパターン。

 

子どもからすると

「よくわからんけどカード出したらパパ/ママが笑ったり苦しんだりしてる、楽しい」

「最後にカードいっぱいある、嬉しい」

「書いてあるのが数なんだ」

「数は大きい小さいを表すんだ」

「大きいのが並ぶ、小さいのが取るになるんだ」

「カードをいっぱい貰っちゃダメなんだ」

と徐々に覚えてきて、参加してきます。

 

鍛えれる能力としては

・認識力

・動作能力

・数の概念

 とかですかね。

 

多言ボ(多言語ボードゲーム)として

ヨーロッパの人は知っている人が多いようでインストいらない場合が多いです。

ついでに数字の読み方を習えるので

恥ずかしがらずにその読み方をしましょう。

向こうも日本語で言ってきてくれたりしますよ。

 

総評

数字はあるけど動きが一定なので読めなくても参加できるゲーム。

成長するほどゲームとして成立してきて

読み合いをしたり反省をしたりして

目に見えて育っていく子どもの様子は本当にこのゲームならではかと。

 

オマケ

ある程度カードゲーム系を触っている人にはわかるかと思われますが

「自分の手札と場、相手の出し札の流れで勝ち筋を見出す」という

カードゲームの本質だけを取り出したゲームです、これ。

出すタイミングで持ち札がゴミにもエースにもなる。

ここまでシンプルにできたもので20年以上前に海外の人は遊んでいたことを

考えると、計画立てる能力っていうのはこういうもので

培われるのかな、とも思っちゃいますね。

 

他に持ってるゲームリンク(随時更新)

mitty-b.hatenablog.com

 

プレイ履歴

20200720購入

6才がさいころ倶楽部を読んでて「ニムトってなーに?」って言ったので

それをダシに購入(嫁の方は見ないようにした)。

 

・6才

ルールはさいころ倶楽部を見て理解したようだ。

初戦にして初勝利。勘どころが良い。

2戦目以降嫁が入ると、スーパー直感力を持った嫁に2回敗北。

嫁の「よくわかんないけど勝っちゃった」発言にて

近年まれにみるくらいキレる。荒れる。泣く。

 

・3才

「せーの」が楽しいらしい。

そしてそのカードでみんなが一喜一憂しているのがさらに楽しい。

手元にカードがいっぱい来て、もう絶好調に楽しい(それ負けてるんだけどね)。

楽しいだらけのゲームと認識した様子。

 

20200721

・6才

打倒ママに燃えて練習。 

でも、まだまだ重要なカードや戦略が見えないようで

最後に大きく取る羽目になったりしている。

そして夜、

風呂も宿題も歯磨きも最速で終わらせて、嫁の家事を手伝い

リベンジマッチ。私を入れて3On戦。

1時間程度やってたので10戦くらいやったが、結果はほぼ嫁の圧勝。

(どんだけ運にパラメータ振ってるんだ、嫁)

もう後半は集中力も下がってるのでボロ負けになってしまい大泣きする(30分以上)。

 

20200726

・6才

手札をオープンにして一緒にレクチャーしながらプレイ。

色々気づきがあったようで、その後のプレーは上手くなった。

中盤で場を切り替える(場より小さい数字を出す)タイミングが

本来の勘どころと合って、きちんと勝負になるようになってきた。

 

20200729

・6才

2回戦実施。

1回目は6枚目を避け過ぎて、終盤に場の切り替えを強制されて負けるも

2回目はそれをこちら側に再現してきた。

これほど学習が早いのは、子どもならではの柔らかい頭なのか・・・。

 

「今度田舎のおばあちゃんやいとこのお姉ちゃんたちともこれで遊ぶ?」

と言ったら微妙な表情をした。

お姉ちゃんたちとは「勝負」ではなく「遊びたい」のだろう。

 

20200802

・6才

再リベンジマッチ 。

1回目は終盤の6枚目ばかりが手札に残り

最後に引き取らされて負ける。

2回戦は中盤に嫁の場の切り替えタイミングに当たり

一番数の多い列を引き取らされて負ける。

3回戦は自分がアドバイスしながらやってみる。

手札が出しやすいように序盤で場の切り替えを行うようにしてみたところ

かなりもみ合いの試合になったが、僅差で勝利。

やっと嫁に勝てたことで大喜びしてた。

 

20200807

・6才

何度かやっていて手札を配られた状態でやっていたので

整理してやるように教えると。動きがよくなった。

ノンタイムで出すカードを選んで上手くいくとかなり嬉しいようだ。

でも、6枚目出しちゃった時にごまかそうとするのは止めい。

 

・4才

 久々に参加。

数字の大小がわかってきたようだが、まだまだルールの理解が乏しいので

6枚目をポイと出したりしてる。

でも勝負になる回もあったりするので、こいつも運がいいなぁと感心。

ただ集中力がいるようで、2回くらいすると転がり出す。コロコロ。

 

20200812

親族の飲み会で暇をしないように持って行った。

嫁の弟(子どもたちから見ると叔父さん)を入れて4onでプレー。

 

・6才

相手の次に出す手を予測して場の切り替えをしたり

連続の数字を終盤で使って

相手を6枚目にして大量に引き取らせるとか面白い動きをしてた。

時折読み間違えていたりもしたが、その判断も反省してなにかを見つけたようだ。

 

・4才

みんなでやるゲーム楽しー、が超前面に出ていてかわいらしい。

58を85と読んだりしてたのでまだまだ数字は適当にしか読めてないらしい。

カードの出し方がざっくりなので場が乱れて

みんながわちゃわちゃしてるのも面白かったようだ。

 

20200813

・6才

嫁を入れて3On戦。1勝1敗とまずまずの成績。

1敗の原因は本人が出した4枚目として出した「102」で列が一つ動かなくなり

大量にカードを取らされる形に。

1勝は大人二人の場の切り替えを利用・妨害しての勝利。

 

20200816

・6才

6枚目を上手くさけて最小限の被害で立ち回るようになってきた。

牛の数一桁しかも5以下とかで勝たれるので、父が自信を失いそうになった。

 

・4才

みんながゲーム慣れしてきたので、むやみな切り方が効かなくなってきた。

が、やっぱり運で強いときがある。

 

20200829

・6才

久々のプレイでカンが鈍っている様子。

大人(私)が戦術っぽいものを理解してきてみえてきたのは

この子もその戦術っぽいものをカンか頭で理解しているようだ。

ほぼ同じ動きをしてくる。

だが、配られてるカードが違うので最終的に同じ結果になれてない、というところ。

追いつかれてるのか追いついたのかわからないけど

こういう子どもの理解力の速さはすごいと素直に思う。

 

・3才

今回は他のプレーヤを混乱させるカードも出さずにただ雑に負けてました。

ただ、場の数字が高かったのを見て

小さい数字ばかりだして1匹づつカードを引き取っていたのは

ナニカ本人なりの意図があったように感じる。

少しずつ理解が深まっているようだ。

 

20200903

・6才

嫁とかとちょこちょこやってるらしく自信満々。

1回目はその自信通り勝利して超ドヤ顔。

「本気でやってもいいよ」と煽ってくる始末。

なので、本気でやったら2連敗してた。

「あの時、このカード出されてなかったらよかった」とか

プレー後に言ってたのでちゃんと見ながらやっているようだ。そういうの大事よ。

 

20200905

・6才

嫁を混ぜると「絶対ママを負けさせるマン」になろうと超やっき。

場の切り替えがかなりイヤらしいタイミングで行ってくるのをみると

ゲームをかなり把握したようだ。

ただ、嫁を4位に落とし込むのに必死で3位になってしまい

なんとも言えない表情をしてた。人を呪わば穴二つ状態。

 

・4才

場のどれよりも小さい数は引き取りを理解したようだ。

場の数を小さくして、次に大きい数を出すとか

不思議なプレイングが多いので、周りがわちゃわちゃしてる。

そして、ついに今回は1位にてフィニッシュ。コロコロ転がって喜ぶ。

 

20200911

・6才

4才とプレイングしてたら乱入。なんだかんだで2位1位と高順位をキープ。

一戦目は下の子の行動にお怒り。プレイングが雑になり最後の最後で取らされる。

二戦目は父のプレイングミスも加わり、ほぼほぼ牛なし。上手くなったなぁ・・・。

 

・4才

自分からやるー、と持ってきた。珍しい。

数字はかなり理解したようであえてデカい数を出して場を乱してるようだ。

が、そのアクションのせいで後半にカード取らされまくって

「にゃー」と鳴いてた。かわいい。 

上の子が入っても動きがかわらず。ただ、人が嫌がる行動をかなりしてる。

喧嘩は止めて。そして、その行動で後半やられるのもお約束。にゃー。

 

20200920

相手 6才、4才 

3才は相変わらずの雑切り。55のキラキラしたカードが好きで最初に確保してる。

6才が自分なりのロジックで戦っているようだ。

1位になると嬉しそうにしているが、

本人は 一匹も牛を貰わないことを目標としている様子。がんばるなぁ。

 

20200928

相手 6才

 久々のタイマン。

手札運も絡んで2連敗して若干不機嫌。

うーんうーん、とカードを見ながらナニカを考えていたようで

向上心があるなぁ、と感心。

 

20201004

相手 嫁、6才、4才

なんと4対が出来る日が来てしまった。嬉しい限り。

2戦やったが、1戦目は大人が0牛、子どもたちが2桁牛とかいう超大人げないプレー。

2戦目は嫁が104で一か所止めるとかいう暴挙に出て

みんなで超牛の押し付け合いが発生。

結果、6才、4才、私、嫁と言う順位。

子ども達大喜び、大人苦笑いという結果に。

4才が運ゲーじゃなくなればもっと楽しめそうな感じがヒシヒシ。

 

「楽しそう」と思ったあなたへ

遊んでくれる人が増えると嬉しいな。